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静謐

せいひつ
名詞形容動詞頻度ランク #34065 · 青空 128
1
標準
peace (esp. of the world)
文例 · 用例
何故ならば『愛の詩集』を懐中にした彼の現実には、あまりに重厚で静謐な中年者の姿を思はせるものがあつたからである。
愛の詩集の終りに 愛の詩集 青空文庫
その姿は、いま眼のまえに横っている小雄鹿の死と同じ静謐さをもって、聳えて揺り据っている。
岡本かの子 富士 青空文庫
それは廻り澄む三つの独楽が今や将に相触れむとする刹那の静謐である。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
お互いに目礼はするが言葉に出して期待の時間の静謐を破りはしない。
岡本かの子 食魔に贈る 青空文庫
ただ、このひととき、せめて、このひとときのみ、静謐であれ、と念じながら、ふたり、ひっそりからだを洗った。
太宰治 秋風記 青空文庫
――わたしは直感する、おそろしく冥い、冥い、動いてゐる波の丘陵を透して、全くの静謐、虔ましい頬の紫。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
午後四時過ぎの涼しい静謐が其処にはあった。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
川の上手から静謐な、光り輝く漣の上を影絵のように急速力で漕いで来る丸木舟も見えた。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
作例 · 標準
深い森の奥には、文明の音を一切遮断したかのような静謐な時間が流れていた。
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深夜の美術館に一人佇んでいると、展示作品たちが放つ静謐な熱量に圧倒される。
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多忙な日々を送る彼にとって、早朝の寺院で過ごす静謐なひとときは何よりの宝だ。
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