賢妻
けんさい
名詞
標準
wise (house)wife
文例 · 用例
大尽王香以、清兵衛を立つるときは、微塵数のパルヴニュウは皆守銭奴となって懺悔し、おいらん王を立つるときは、貞婦烈女も賢妻良母も皆わけしらずのおぼことなって首を俛るるであろう。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
それでも私は立派な夫のつもりですましていますから、奥方の方でも天下の賢妻をもって自任しておられる事と存じます。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
諺にも、「賢妻は家の鍵なり」というが、どうして、うちの内儀さんときては大切な金庫のかけがえのない錠前だわい、と猪之さんには内儀さんを誇りにする気もちがある。
— 矢田津世子 『神楽坂』 青空文庫
父の病少しく愈ゆるを以て京に還る、襄が賢妻小石氏を娶りしは蓋し此前後に在り。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
だから賢妻と名がつく以上は朝から晩まで夫と衝突している。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
まことに結構な事だが、賢妻を迎えれば迎えるほど双方共苦しみの程度が増してくる。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
悲しい哉 故に妾は、今日の汚れたる男子の口より吐き出さるゝ、所謂賢妻良母なる語を、蛇蝎の如く嫌忌し、常に冷笑を以て迎へつゝあるなり。
— 管野須賀子 『肱鉄砲』 青空文庫
彼等が婦人に対して貞操を強ひ、賢妻良母を説く前に、何ぞ男子自ら貞操を全ふして、賢父良夫たらざるや。
— 管野須賀子 『肱鉄砲』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は夫を支える賢妻として、家族を温かく見守っている。
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彼は賢妻を得て、仕事にもますます打ち込むようになった。
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昔の物語では、賢妻が夫を危機から救う場面がよく描かれる。
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