己
き異読 つちのと
名詞頻度ランク #6744 · 青空 8991 例
標準
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文例 · 用例
蹌踉めくままに静もりを保ち、聊か儀文めいた心地をもつてわれはわが怠惰を諫める、寒月の下をゆきながら、陽気で坦々として、しかも己を売らないことをと、わが魂の願ふことであつた!
— 中原中也 『寒い夜の自我像』 青空文庫
横光氏が此の詩集の序に「惑乱を防ぐ克己」を以て此の詩人の特質としてをられることには意義がある。
— 中原中也 『菊岡久利著「貧時交」』 青空文庫
菊岡久利の詩が、記憶を可なり無雑作に書き付けてゐる場合にも、猶一貫した流れを見せる所以のものは、彼のその克己が、彼の遠近法を乱すことがないからである。
— 中原中也 『菊岡久利著「貧時交」』 青空文庫
さういふ気持になるには、己を空うせねばならない。
— 中原中也 『詩壇への抱負』 青空文庫
「自己以外のものと争ふことは修辞を作り、自己と争ふことは詩を作る」(三六・一〇・五)
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
純粋持続の、人に於ける心理的状態は、強ひて言へば、未来を思ふとしては神を、現在を思ふとしては自己を、過去を思ふとしては運命を信じてゐるのだ。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
併しパンセは起るものとして自己を益し、パンセしようとしてすれば良く行つて歴史家の知にしかならないものだ。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
つまり文学芸術といふ観念が自己の胸底に十分に確立しなければならぬ。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
作例 · 標準
十干の六番目にあたる己(き)は、陰の土を象徴している。
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古い暦を見ると、今年の干支の組み合わせが「己」から始まっていた。
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「己の年には、足元を固めるのが良いと古書に記されているんですよ」
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