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半顔

はんがん異読 はんがお
名詞
1
標準
half the face
文例 · 用例
そのうちにもお民は京子が気になり出して、そっと横丁の古い石垣から半顔出して京子の動静を窺った。
――二つの連作―― 青空文庫
明日、早朝、江戸へ立とう」 大作は、薄暗い燭台の灯を、半顔に受けて、じっと、天井を睨んでいた。
直木三十五 三人の相馬大作 青空文庫
半顔は、人の血と、己の血で染まっていたし、着物は、切り裂かれて、芭蕉の葉のようであった。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
焚火のあかりを半顔に受け、莚敷きのゆかの上でなされるこの慇懃な挨拶は、阿賀妻の眼を湿ましていた。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
川面を吹きぬけて来る湿った風が彼らの半顔をなぶり、白いご幣をひらひらさせた。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
その美しい山吹が秋陽に半顔を照らしながらシクシク泣いているのであるから、ちょっと形容出来がたいほど可愛らしく見えるのであった。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
夢がさめても、香りに似た後味がなつかしく、瞼を閉じたまま半顔を布団の襟に埋めて消え去った夢のあとを追っていると、いつしかまたうとうと眠ったらしく、こんどは、十年前に亡くなった親しい女人のことを夢みた。
豊島与志雄 復讐 青空文庫
半顔の刀痕をゆがめ、あごをななめに突き出した左膳、なにかこう押しつけるように、ソロリソロリと自分の前へせまってくるから、丹波、仰天した。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
作例 · 標準
光の当たり方で、彼の半顔だけが暗く影になった。
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鏡を見ると、半顔だけメイクが崩れていることに気づいた。
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絵画では、人物の半顔を意図的に隠すことで神秘的な雰囲気を出すことがある。
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