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斑岩

はんがん
名詞
1
標準
porphyry
文例 · 用例
硬い岩石は、例えば、甲州アルプスで金峰山(二五五一米突)の五丈石、鳳凰山(二七七九米突)の地蔵仏は、結晶岩なる花崗石で、飛騨山脈の槍ヶ岳(三一八〇米突)は石英斑岩の硬石である。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
古生層の緑色斑岩を主塊となす峻峰白根三山が、太平洋へ向かって長い裾を延ばした、その襟のあたりに水源を持つ興津川の水は玉のように洒麗である。
佐藤垢石 香魚の讃 青空文庫
そして小蓮華の山頂から南にかけては花崗斑岩であるが、他は之を貫いて迸発した石英斑岩である。
木暮理太郎 白馬岳 青空文庫
白馬岳以南は「立山」図幅がまだ発行されないので不明であるが、推測するに杓子岳や鑓ヶ岳は、白馬と同じく千枚岩層から成り、花崗斑岩が帯状をなして、小区域に迸入しているのではないかと思われる。
木暮理太郎 白馬岳 青空文庫
南北アルプスの対照 地質調査所発行の地質図に従えば、北アルプスは主として花崗岩、石英斑岩の如き深成岩類やこれ等と成分の同じ花崗片麻岩より成り、その一部に秩父古生層及びジュラ層等の水成岩を加え、更にこれを縦貫して所々に新火山岩が噴出している。
木暮理太郎 南北アルプス通説 青空文庫
此山は『万葉集』に新田山と歌われ、妻覓ぎの歌垣なども行われたらしい名所であるが、高さは二百三十米|許り、東側と北部は水成岩、全山の三分の二を占むる主要部は、火成岩の石英斑岩から成る山で、所々に鬼御影のような赤茶けた崩壊面を露出し、谷沿いに少許の闊葉樹が生育するのみで、全山殆ど赤松のみである。
木暮理太郎 山と村 青空文庫
梓川の右手、ウバニレ、カワヤナギ、落葉松、モミ、ツガ等の下を潜り、五、六丁行き、左に曲がると水なき小谷、斑岩の大塊を踏み、フキ、ヨモギ、イタドリ、クマザサの茂れる中を押し分けて登る。
鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 青空文庫
これより左折|暫時小柴と悪戦して、山側を東北に回り十丁ばかりで、斑岩の大岩小岩が筮木を乱したように崩れかかっている急渓谷、これが又四郎谷「信濃、又四郎谷、嘉門次」、やや下方に、ざあ、ざっと水の流るる音、これから上は、残雪の他、水を得られないとて水筒に充し、一直線にこの急坂を登る。
鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 青空文庫
作例 · 標準
この地方の地層からは、美しい斑岩が産出される。
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斑岩は、その独特の模様から建材や装飾品に利用される。
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火山活動によって形成された斑岩は、地球の歴史を物語っている。
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ウィキペディア

斑岩 は、斑状組織をしているが、火山岩に比べて石基部分の結晶が大きい火成岩。普通は珪長質のものを指す。岩脈として産することが多い。

出典: 斑岩 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0