宝冠
ほうかん
名詞
標準
diadem
文例 · 用例
或紳士の拝まれたるは天鵞絨の洋服|裳長く着玉いて駄鳥の羽宝冠に鮮なりしに、某貴族の見られしは白|襟を召て錦の御帯金色赫奕たりしとかや。
— 幸田露伴 『風流仏』 青空文庫
「ベリル・コロネット事件」(「緑柱石の宝冠」)The Adventure of The Beryl Coronet の中で彼はこういっている。
— 平林初之輔 『ホオムズの探偵法』 青空文庫
その前にかかった橋は世界第一と称せられるものであるが、見たところ白い象牙の宝冠のようである。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
大公の死後に、手ずから書かれた備品目録の中から、カライクの宝冠と皇帝の侍従長トドロイッチから贈られたこの置洋燈が紛失しているのです。
— 小栗虫太郎 『聖アレキセイ寺院の惨劇』 青空文庫
又|其一部に※クトリヤ女皇と先帝との戴冠式に用ひられた宝冠や、宝石と貴金属で華麗を尽した沢山の花環やが陳列されてゐる。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
麝香、樟脳、剛玉、緑柱石、煙硝、氈、香木、没薬、更紗、毛革、毒草、劇薬、珊瑚、土耳古玉、由縁ある宝冠、貿易の品々が積んである!
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
(五)あなた様に差し上げるこの人形の、宝冠や太刀柄につけてある宝玉、これも助右衛門の所有品であった。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
たゞこのレジヨン・ド・ヌウルは日本の金鵄勲章にも旭日章にも瑞宝章にも宝冠章にも、更にまた文化勲章にも相当するものであつて、職業を問はず、官民の区別なく、国家は平等にその国民としての社会的功績を表彰する形式をとつてゐることは、これまた国民性の然らしむるところであらうか。
— 岸田國士 『文化勲章に就て』 青空文庫
作例 · 標準
女王の戴冠式では、数え切れないほどのダイヤモンドがちりばめられた宝冠が、その頭上に輝いていた。
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古代王の墓から、金とラピスラズリでできた見事な宝冠が、ほぼ完全な形で発掘された。
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物語のクライマックスで、主人公は民衆の祝福を受けながら、国の象徴である宝冠を授けられる。
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