安気
あんき
形容動詞名詞
標準
carefree
文例 · 用例
」 六「あれに連れて行て貰うよりゃ、いっそうら等二人で行く方が安気でえいわい。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
また処女に特有な嬌羞というものをあたりさわりなく軟らげ崩して、安気な心持で彼と向い合うようにさせる術をまったく知らなかったから。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
二人は安気にゆっくり腰を下ろして居られた。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
そうして軒下に積んだ寝床用の枯草の中から、青い青い石狩岳の上空に消え失せて行く機影を見送っているうちに何か知らタマラない不吉な予感に襲われましたので、ホーッと溜息を吐いておりますと、その背後から久美子もソッと不安気な顔をさし出して、「妾達を探しに来たのじゃないでしょうか」 と云ったものです。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
その持論からいっても苦々しかったが、ひとつはなにか不安気な気持もあったのだ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
彼女は不安気に眼をしばたゝきながら彼の言葉で思ひ当る事を探してゐるやうだつた。
— 牧野信一 『爪』 青空文庫
道子は不安気に黙つてゐるけれど、好機逸すべからずの時であるけれど――どうしても言葉が見出せぬ。
— 牧野信一 『爪』 青空文庫
さて、報らせを受けてその菊池技師が、滝口坑へやって来た時には、請願巡査は管区の警察へ求援に出掛け、峯吉の安全燈を発見した係長は、検屍も瓦斯検査もひとまず投げ出して事務所へとじこもり、不安気な様子で頭痛あたまを抱えていた。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
作例 · 標準
安気を使って文を作ってみた。
学生たちは安気について学習した。
安気の使い方は難しい。
先生は安気の定義を説明した。