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胆略

たんりゃく
名詞
1
標準
courage and resourcefulness
文例 · 用例
」 と、いうとともに、胆略も武勇もない、判官ならぬ足弱の下強力の、ただその金剛杖の一棒をくらったごとく、ぐたりとなって、畳にのめった。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
総領は児供の時から胆略があって、草深い田舎で田の草を取って老朽ちる器でなかったから、これも早くから一癖あった季の弟の米三郎と二人して江戸へ乗出し、小石川は伝通院前の伊勢長といえばその頃の山の手切っての名代の質商伊勢屋長兵衛方へ奉公した。
――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 淡島椿岳 青空文庫
この時に当り、もしマリアの機智胆略がなかったなら、文明世界が国際法の発達を観ることなお数十年の後になったかも知れぬ。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
弁才坊事多聞兵衛は、吉利支丹そのものを邪法と認め、五億円の黄金は日本侵略の金と信じ、その金の在り場所を発見し、それを信長に告げ知らせ、その功によって家を再興しよう――こう思って唐寺の附近に住み、唐寺へ絶えず出入し、その才智と胆略とで、その黄金の在り場所を探り、謎をすっかり解いたのであった。
国枝史郎 南蛮秘話森右近丸 青空文庫
太宰少弐(広嗣)この世に納れられず、謬て賊名をとりきといへども、たちどころに軍卒一万余を嘯集せるがごとき、敗れて値嘉島より船出したるがごとき、その胆略計るべからざるものあり。
蒲原有明 松浦あがた 青空文庫
だが、三成も胆略すぐれた男であつた。
坂口安吾 二流の人 青空文庫
つらつら打ち見たところ、サルトルは胆略そなわり、慈愛もあり、底の知れないところがある。
坂口安吾 現代忍術伝 青空文庫
彼が剛毅なる、彼が政治上の責任を重んずる、彼が政治上の胆略に富む、吾人これを識認す、ただ経世的大眼光に至っては、未だこれを識認するの事実を発見する能わず。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫
作例 · 標準
彼は非常事態に際しても胆略を失わず、冷静に対処した。
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その将軍は、敵の奇襲にも動じない胆略の持ち主だった。
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新しい事業を始めるには、胆略と大胆さが必要だ。
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