精到
せいとう
形容動詞名詞
標準
meticulous
文例 · 用例
あの精到を極めた写実的な「土」でさえ、四国地方に育った者や、九州地方に育った者が、自分の眼で見、肉体で感じた農村と、「土」の農村とを思いくらべて異っていることに気づく。
— 黒島傳治 『農民文学の問題』 青空文庫
仏乗の研修は寂心の教導のみならず、寂心の友たり師たる恵心の指示をも得て、俊敏鋭利の根器に任せて精到苦修したことでもあったろう。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
徳川氏の天下に臨むや、法制厳密にして注意極めて精到、之を以て三百年の政権は殆王室の尊厳をさへ奪はんとするばかりなりし、然るに彼の如くもろく仆れたるものは、好し腐敗の大に中に生じたるものあるにもせよ、吾人は主として之を外交の事に帰せざるを得ず。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
ここにおいてもまたヨブ記作者の優秀精到なる天然観察者なることを知るのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
が、彼の批評を読めば、精到の妙はないにしても、犀利の快には富んでゐると思ふ。
— 芥川龍之介 『点心』 青空文庫
先生はこれを老人の遊びなどと笑つて居られたが、実に静謐な精到な学風のやうな感じを得て帰り帰りした。
— 斎藤茂吉 『露伴先生』 青空文庫
そうして選んだ歌に簡単な評釈を加えたが、本書の目的は秀歌の選出にあり、歌が主で注釈が従、評釈は読者諸氏の参考、鑑賞の助手の役目に過ぎないものであって、而して今は専門学者の高級にして精到な注釈書が幾つも出来ているから、私の評釈の不備な点は其等から自由に補充することが出来る。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
2 平安朝以後に發達して來た日本住宅建築の特色如何と云ふ問題に對しては專門家の間に定めて精到な解釋があることであらう。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第一』 青空文庫
作例 · 標準
彼の書く文章は、細部に至るまで精到な表現が特徴だ。
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その研究は、精到なデータ分析に基づいており、高い評価を得た。
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精到な準備があったからこそ、彼はプレゼンテーションを成功させられた。
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