出精
しゅっせい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
diligence
文例 · 用例
兄の元太郎は至極實體で、農業に出精し、兩親へ孝行を盡し、貧しい中にもよく齊眉き、人づきあひは義理堅くて、村の譽ものなのであるが、其の次男の小助は生れついたのらくらもの。
— 泉鏡太郎 『一席話』 青空文庫
しばらく東京から遠く離れて、何事も忘れ、ひとりで医学の研究に出精したい。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
然るに家業出精の故を以て、これよりさき特に一個この鍛冶屋を賞し給ひしより、昧爽に於ける市街の現象日を追うて趣を變じ、今日此頃に到りては、鍛冶屋の丁々は謂ふも更なり、水汲上ぐる釣瓶の音、機を織る音、鐘の聲、神樂の響、騷然、雜然、業に聲ありて默するは無く、職に音ありて聞えざるは無きに到れり。
— 泉鏡花 『鐵槌の音』 青空文庫
両親に疎まれ、他人にあなづられて、心の僻み愈々|増り募るのみなりしが、たゞ学問と、武芸の道のみは人並外れて出精し、藩内の若侍にして、わが右に出づる者無し。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
武芸学問、出精抜群の段御賞美あり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
もとより、われは一握り程の碌米の為に、忠勤を抽出んとて武芸、学問を出精せるに非ず。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
のみならず平日の心得方よろしく暮し向万事質素で、門弟の引立方等が深切に行届いている段が藩公の御耳に達し、奇特に思召され、御目録の通り下し賜わり、弥々出精せよという有難きお言葉である」という御沙汰であった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
それから後、翁の出精がよかったのであろうか。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
作例 · 標準
彼は毎日、人一倍出精して仕事に励み、社長からも一目置かれる存在になった。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
「商売は出精こそが肝要だ」という父の教えを胸に、彼は店を切り盛りしている。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
彼女の出精ぶりが認められ、今期は特別賞与が支給されることになった。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview