清福
せいふく
名詞
標準
happiness
文例 · 用例
天長節の佳日に際し 子爵 伊東海軍大將 肝付海軍少將 伯爵 吉井海軍少佐 子爵 小笠原海軍少佐 上村海軍少佐各位の清福を賀※、つたなき本書のために、題字及び序文を賜はりし高意にむかつて、誠實なる感謝の意を表す。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
渠は山に倚り、水に臨み、清風を担い、明月を戴き、了然たる一身、蕭然たる四境、自然の清福を占領して、いと心地よげに見えたりき。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
僕のお父様が羨ましがって、あれが清福というものじゃと云うておられた。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
その頃は百円の月給で清福を得られたのである。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
東北は山又山を重ねて、琅※の玉簾深く夏日の畏るべきを遮りたれば、四面|遊目に足りて丘壑の富を擅にし、林泉の奢を窮め、又有るまじき清福自在の別境なり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
」 私はこの一文を読んで、放翁の晩年における清福を羨むの情に耐へない。
— 河上肇 『小国寡民』 青空文庫
京都の市民の数倍にも足らぬ人口から成る小さな/\共和国、冬暖かに夏涼しく、食甘くして服美しく、人各※その俗を楽しみその居に安んずる小国寡民のこの地に無名の一良民として晩年書斎の傍に一の東籬を営むことが出来たならば、地上における人生の清福これに越すものはなからうと思ふ。
— 河上肇 『小国寡民』 青空文庫
蒹葭堂主人の清福のうちに六十年の生涯を了したのも偶然ではないと言はなければならぬ。
— 芥川龍之介 『僻見』 青空文庫
作例 · 標準
彼は定年退職後、穏やかな清福の生活を送っている。
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清福を味わうには、欲を捨て、足るを知ることが大切だ。
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老夫婦は、つつましくも清福な日々を過ごしていた。
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