諸道
しょどう
名詞
標準
(artistic) accomplishments
文例 · 用例
大宮口は、富士登山諸道の中で、海岸に近いだけに最も低い。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
富士の登山諸道に、壮麗な神社があるのと対照して、これはこれ、あれはあれでいいと思う。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
安政元年十一月四日五日六日にわたる地震には東海、東山、北陸、山陽、山陰、南海、西海諸道ことごとく震動し、災害地帯はあるいは続きあるいは断えてはまた続いてこれらの諸道に分布し、至るところの沿岸には恐ろしい津波が押し寄せ、震水火による死者三千数百、家屋の損失数万をもって数えられた。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
その心得はもう一芸のものでなく、諸道に通じます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
裏道小町はさもなかったそうでござりますが、通一筋道は、まるで、諸道具、衣類、調度が押流されました体裁、足の踏所もござりませなんだ。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
でござりまするから、往来ちりぢりの衣類諸道具、いつの間にやら、半時も経ちませぬ内に、綺麗に掃いたように無くなりました。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
祭壇の諸道具は、それから七日七晩、蒼い火を挙げて燃えつづけていたという。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
物慾皆無にして、諸道具への愛着の念を断ち切り涼しく過し居れる人と、形はやや相似たれども、その心境の深浅の差は、まさに千尋なり。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫