頓知
とんち
名詞
標準
quick wit
文例 · 用例
大抵面白い作品であることは事実であるが、その面白さ、その興味は、冒険的なもの、怪奇的なもの、感傷的なもの、頓知的なもの、其他勇壮も悲愴も悉く、偶然の機会にかかってるといってもよい。
— 豊島与志雄 『少年文学私見』 青空文庫
手塚は器用で頓知がある、人まねがじょうずで、活動の弁士の仮声はもっとも得意とするところであり、かつ毎月多くの雑誌を読んであらゆる流行語を知っている。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
即座の頓知に、苦力らは付近の枯れ松を折って穴の前でくすべると、子狐は煙にむせて四苦八苦の折柄、アアアラ不思議やいぶかしや、真上の岩上にスックと立った年経し白狐、恨めしき形相ものすごく苦力らをにらめた。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
その結果、夕刻になって天狗先生、数十丈の大木の頂上にチョコンと座っているのを発見し、一行中の頓知のいい男が大声で、「天狗様は木登りも上手だが、木からおりるのも速かろう。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
この犬の尾のふり方にはたいていの人の舌や口で言う以上の頓知と能弁がふくまれていた。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
俳句などというものは当意即妙で頓知さえあればできるもののごとく心得ている人がずいぶんありますが、そうではありません。
— 高浜虚子 『俳句の作りよう』 青空文庫
むしろ頓知などという言葉とは反対に、一心にものに案じ入ることによってできるのであります。
— 高浜虚子 『俳句の作りよう』 青空文庫
が、中でもっとも頓知というようなことに遠かった人は去来のように考えられます。
— 高浜虚子 『俳句の作りよう』 青空文庫
作例 · 標準
彼の頓知の利いた返しに、会議室は笑いに包まれた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
頓知を働かせ、難問をあっという間に解決した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
頓知に富んだ物語は、子供たちに大人気だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash