一声
いっせい異読 ひとこえ
名詞頻度ランク #23108 · 青空 1117 例
標準
voice
文例 · 用例
おれの凄惨な一声で、この団欒が滅茶々々になるのだ、と思ったら喉まで出かかった「助けて!
— 太宰治 『一つの約束』 青空文庫
そのうち汽船の碇を下ろす音が聞えて汽笛一声。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
かく/\と語れば、「そは承けがたき事」と打かたぶき打かたぶきするほどに、又も一声二声うちしきれば、「あれが声を郭公とや。
— 樋口一葉 『すゞろごと』 青空文庫
そして光沢のない目で、再び二つの腕附きの椅子を見遣つて、「あそこで」と一声云つて、人々の目が自分の目の跡に附いて、同じ椅子に注がれるのを待つて、さて跡の詞を言つた。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
「をぢさん」と一声を発することを敢てしたのは、女主人イレエネ・ホルンであつた。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
ペエテルは腰を掛けてしまふと、一声うなつて、それから腮で辞儀をする。
— GREISE 『老人』 青空文庫
砂漠でらくだがうずくまっていると飛行機の音が響いて来る、するとらくだが驚いて一声高くいなないて立ち上がる。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
「コケコッコウ」 一声――二声――三声――もう鳴かない。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
作例 · 標準
「よし、行こう!」という部長の一声で、停滞していた会議の空気が一気に引き締まった。
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静まり返った夜の森に、正体不明の鳥の鋭い一声が響き渡った。
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鶴の一声で、数ヶ月も揉めていた新プロジェクトの予算案があっさりと承認された。
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「待った!」という威勢の良い一声と共に、男は土俵際で踏み止まった。
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