幻辞.com

鎮子

ちんし異読 ちんす・ちんじ
名詞
1
標準
ornamental weights used to keep curtains and the like from blowing around in the wind
文例 · 用例
それからこの室で介抱することになって、図書掛りの久我鎮子と給仕長の川那部易介が徹宵附添っていたのだが、十二時頃被害者が食べた洋橙の中に、青酸加里が仕込まれてあったのだよ。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
久我鎮子も易介も、ダンネベルグ夫人が自分で果物皿の中から撰んだと云っている。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
「それは、君がもう」と検事は眼を瞠って反問したが、その時|扉が静かに開いて、最初呼ばれた図書掛りの久我鎮子が入って来た。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
三、屍光|故なくしては 久我鎮子の年齢は、五十を過ぎて二つ三つと思われたが、かつて見たことのない典雅な風貌を具えた婦人だった。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
「貴方は、この室にどうして調度が少ないのか、お訊きになりたいのでしょう」鎮子が最初発した言葉が、こうであった。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
「今まで、空室だったのでは」と検事が口を挾むと、「そう申すよりも、開けずの間と呼びました方が」と鎮子は無遠慮な訂正をして、帯の間から取り出した細巻に火を点じた。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
あの方の怯えきったお心は、昨夜最後の避難所をここへ求めずにはいられなかったのです」と凄気の罩もった言葉を冒頭にして、鎮子はまず、館の中へ磅※と漲ってきた異様な雰囲気を語りはじめた。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
」検事には鎮子の黒ずくめの和装が、ぐいと迫ったように感ぜられた。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
作例 · 標準
風の強い日でも、カーテンがバタつかないように、重厚な沈子(ちんし)を吊るしている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite