船窓
せんそう
名詞
標準
porthole
文例 · 用例
並んで行く船に苅谷氏も乗り居てこれも今日の船にて熊本へ行くなりとかにてその母堂も船窓より首さしのべて挨拶する様ちと可笑しくなりたれど、じっとこらゆるうちさし込む朝日暑ければにや障子ぴたりとしめたり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
ポウト・サイドの町が、埃っぽく騒ぎ立てながら、船窓から私を招いていたのだ。
— 海のモザイク 『踊る地平線』 青空文庫
舟がかりをしている漁師の船窓にはあかりがこもっていました。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
円い船窓に映る波の反射は余計にその部屋を静かにして見せた。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
甲板や船窓の列なりに、幾段もの灯の線が上下に重なっています。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
林君のケビンで話し込んでいたら、船窓から波が入って来て、ザンブリと被った。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
船窓から外を覗いて見ると、どんよりとした空の下に、あちらこちらに横たわっているのはみじめな見すぼらしい村であった。
— 魯迅 『故郷』 青空文庫
私は船窓を開けて、つぶやくような波の音を聞いたり、舷にあたる水を眺めたりして行った。
— 島崎藤村 『千曲川のスケッチ』 青空文庫
作例 · 標準
船窓から見える水平線は、どこまでも続いていた。
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嵐の中、船窓に激しく波が打ちつけた。
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彼は船窓に顔を近づけ、外の景色を眺めていた。
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