持律
じりつ
名詞
標準
strictly adhering to Buddhist precepts
文例 · 用例
我が出所をば知られじと、籍も移して家も買ひ、身持律義にしてゐたれば。
— 清水紫琴 『移民学園』 青空文庫
今や自分は、この自力難行道の床を捨てただけに飽き足らないで、さらに、すべての僧人が鉄則としている持律戒行のすべての古い殻を蹴破ろうと決意しているのだ。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
十一「――余の儀ではございませぬが、上人はもとより、持律戒行の清浄身におわすし、また、八十有余の御弟子たちも、みな、おごそかに戒を守っている浄行の御出家のみと存じますが。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
ある豪家の老人が死んだ葬式の晩に、ある男は十二分の酒を飲んで帰る途中の田んぼ道で、連れの男の首玉にかじりついて、今夜ぐらい愉快に飲んだ事は近来にないという事をなんべんもなんべんも繰り返しながらよろけ歩いていた。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
)わが家へと入りてみれば なごやかにうちまじりつつ秋の日の夕陽の丘か炊煙か われを暈めかすもののあり 古き代の富みし館の カドリール ゆらゆるスカーツ カドリール ゆらゆるスカーツ 何時の日か絶えんとはする カドリール!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
根の根の細かな繊毛のその岐れの殆ど有るか無きかの毛の尖のイルミネエション、それがセンチメンタリズムの極致とすれば、その毛の尖端にかじりついて泣く男、それは病気の朔太郎である。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
十七、八年の間かじりつづけ、呑み込みつづけて来た知識のどれだけのプロセントが自分の身の養いになっているかと考えてみても、これはちょっと容易には分かりかねる六かしい問題である。
— 寺田寅彦 『鉛をかじる虫』 青空文庫
なんだかあまりあっけなくて、前の絵にいつまでもかじりついていたのがばかばかしいような気がしたが、実はやはり前の絵で得た経験の効果がこのスケッチに現われたかもしれない。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
作例 · 標準
その僧侶は、厳しい持律の生活を送り、修行に励んでいた。
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戒律を厳守する持律の精神は、仏道修行の基本である。
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彼の清貧で持律な生き方は、多くの人々に感銘を与えた。
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