輜重
しちょう
名詞
標準
military supplies (transported to the front line)
文例 · 用例
わが行軍の日は憩はず人馬先に爭ひ走りて輜重は泥濘の道に續けり。
— 萩原朔太郎 『南京陷落の日に』 青空文庫
輜重隊に伍して旅する日のこと。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
器械|輜重、皆燕の獲るところとなり、南兵の横尸百余里に及ぶ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
武帝は李陵に命じてこの軍旅の輜重のことに当たらせようとした。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
年齢もようやく四十に近い血気盛りとあっては、輜重の役はあまりに情けなかったに違いない。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
確かに無理とは思われたが、輜重の役などに当てられるよりは、むしろ己のために身命を惜しまぬ部下五千とともに危うきを冒すほうを選びたかったのである。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
この夜、陣中視察のとき、李陵はたまたまある輜重車中に男の服を纏うた女を発見した。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
薩軍は、田原の険を恃んで、植木の営の警備を怠って居たので、輜重を収める暇もない。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
作例 · 標準
部隊の進軍には、食料や武器などの輜重が不可欠だった。
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兵站部隊は、前線に輜重を運ぶ重要な役割を担っていた。
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戦乱の時代、輜重の確保は軍事作戦の成否を左右した。
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ウィキペディア
輜重(しちょう)は、軍隊で、前線に輸送・補給するべき兵糧、被服、武器、弾薬などの軍需品の総称のこと。また、旅行者の荷物なども輜重という。「輜」は被服を載せる車のこと、「重」は荷を載せる車のことからで、『漢書列伝竺桃抄』(15世紀中頃。現存する最古の抄物)に記述がある。
出典: 輜重 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0