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弛張

しちょう異読 ちちょう
名詞
1
標準
looseness and tension
文例 · 用例
そして音の高低や弛張につれて私の情緒も波のように動いて行った。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
それは薄曇りの風の弱い冬日であったが、高知市の北から東へかけての一面の稲田は短い刈株を残したままに干上がって、しかもまだ御形も芽を出さず、落寞として霜枯れた冬田の上にはうすら寒い微風が少しの弛張もなく流れていた。
寺田寅彦 鴫突き 青空文庫
水の流れや風の吹くのを見てもそれは決して簡単な一様な流動でなくて、必ずいくらかの律動的な弛張がある、これと同じように生物の発育でも決して簡単な二次や三次の代数曲線などで表わされるようなものではない。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
蚕や蛇が外皮を脱ぎ捨てるのに相当するほど目立った外見上の変化はないにしても、もっと内部の器官や系統に行われている変化がやはり一種の律動的|弛張をしないという証拠はよもやあるまいと思われる。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
しかし、そのような場合でも詳細に調べてみると、やはり海陸風に相応する風の弛張が認められない事はないのである。
寺田寅彦 海陸風と夕なぎ 青空文庫
たとえば地球が全部大洋かあるいは陸地におおわれていたらこういう原因から起こる一日じゅうの弛張が純粋に現われるかもしれないが、日本の沿岸のような所では地方的な海陸風に相当するものが、各季節を通じてあまりに著しく発達して、上のような地球に関するものがほとんど全くおおい隠されているように見える。
寺田寅彦 海陸風と夕なぎ 青空文庫
要するに日本の沿岸ではいかなる季節でも、風の日々変化するのを分析すると、海陸風に相当する風の弛張がかなり著しく認められるが、実際にいわゆる海陸風として現われるのは、季節風の弱い時季か、あるいは特別な気圧配置のために季節風が阻止された場合である。
寺田寅彦 海陸風と夕なぎ 青空文庫
そうして子細に考えてみると緊張に次ぐ弛緩の後にその余波のような次第に消え行く弛張の交錯が伴なうように思われる。
寺田寅彦 笑い 青空文庫
作例 · 標準
演奏のテンポは、弛張をつけながら、音楽に抑揚を与えていた。
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リーダーシップには、厳しさと弛張のバランスが求められる。
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この生地は、適度な弛張があり、体にフィットしやすい。
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2
標準
leniency and strictness
作例 · 標準
教育においては、弛張を弁えた指導が重要である。
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上司は、部下に対して弛張を使い分け、時には厳しく、時には優しく接した。
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この法律は、弛張を規定しており、状況に応じて適用される。
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