軍需品
ぐんじゅひん
名詞
標準
munitions
文例 · 用例
あいつは頭がよくって、何でもはっきり割り切ろうとしていたからなあ」「そうだ、ここのように純粋の軍需品会社でもなく、平和になればまた早速に不況になる惧れのあるような会社は見込みがないって言ってたよ」 山岸は辺りへ聞えよがしに言った。
— 岡本かの子 『越年』 青空文庫
梶井の父は軍需品の売込みか何かに関係して、よほど儲けたという噂であったが、戦争後の事業勃興熱に浮かされて、いろいろの事業に手を出したところが、どれもこれも運が悪く、とうとう自分の地所も人手にわたして、気の毒な姿でどこへか立去ってしまいました。
— 岡本綺堂 『月の夜がたり』 青空文庫
飾り、漁類問屋をやっている中に、日露戦争にぶっつかり、奇貨おくべしというので大倉喜八郎の牛缶に傚って、軍需品としての魚の缶詰製造を思い立ったが、慣れない商売の悲しさ、缶の製造業者に資本を喰われて、忽ち大失敗の大失脚。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
今次ノ大戰ニ於ケル英米ハ只海上封鎖ニヨリテ食料ト軍需品トヲ遮斷シタル任務ニ働キシ者。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
××会社はその頃、その師団の御用をうけたまわって、何かの軍需品を納めていたので、戦争中は非常に忙がしかったそうです。
— 岡本綺堂 『火薬庫』 青空文庫
けさも朝から軍需品の材料をあつめるために、町から四里ほども距れている近在を自転車で駈けずりまわって、日の暮れる頃に帰って来ると、もう半道ばかりで町の入口に行き着くというところで、自転車に故障ができた。
— 岡本綺堂 『火薬庫』 青空文庫
然し、軍需品を作るS市の「製麻会社」や、M市の「製鋼所」などでは、それが単なる「営利事業」でなくて、重大な「国家的義務」であるという風に喧伝して、安々と延長出来た例があった。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
そして他方では軍需品製造の仕事が急激に高まった。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
作例 · 標準
国境を越えて不正に軍需品を輸出していた会社が、摘発を受けた。
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港には、輸送を待つ砲弾や燃料などの軍需品がうずたかく積まれている。
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敵の補給ラインを破壊することで、前線への軍需品の供給を阻止する。
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