移り気
うつりぎ
形容動詞名詞
標準
fickle
文例 · 用例
――移り気な………。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
たとえば、そのようなことを平気でする芸者や娼婦すら、こういう男の気持を、単なる移り気だと見て、責めるのだ。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
移り気で軽薄で、――つまり誠実でない。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
言うことが移り気で、その場限りの出来心に過ぎなく思えた。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
打るゝ程憎まれてこそ誓文命|掛て移り気ならぬ真実をと早速の鸚鵡返し、流石は可笑しくお辰笑いかけて、身を縮め声低く、此手を。
— 幸田露伴 『風流仏』 青空文庫
(11) 移り気の夫 正当に警戒し、懇願して見ても駄目でしたら、妻自身も移り気の振りをして見せしめてやりなさい。
— 岡本かの子 『良人教育十四種』 青空文庫
ともすれば置き忘れたその青玉の眸は微かなタナグラ人形の陰影から小さな玉虫の眼のやうに顫へて、絶えず移り気な私の心を気遣はしさうに熟視める。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
)(三) 移り気 彼の感情も意志も、その儒教倫理(とばかりは言えない。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
作例 · 標準
例句