経師
きょうじ
名詞
標準
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文例 · 用例
「あれは町内の経師職の伜で、弥三郎というんです」「師匠の家へ出這入りすることはねえか」「去年までは毎晩稽古に行っていたんですが、若い師匠が死んでからちっとも足踏みをしねえようです。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
毎月御命日に欠かさず拝みにお出でなさるのは、あの経師職の息子さんばかりで……」「経師職の息子さんは毎月来るかね」「はい、お若いのに御奇特なお方で……。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
墓のまえの花立てには、経師職の息子が涙を振りかけたらしい桔梗と女郎花とが新しく生けてあった。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
たまには経師職の息子とも一緒に来たことがあったと彼女は語った。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
これらの話を寄せあつめて考えると、悲しい終りを告げた若い師匠と、その墓へ泣きに来る若い経師職との間には、なにか糸が繋がっているらしく思われた。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
経師職の息子の弥三郎が蒼い顔をしているのも見えた。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
それは経師職の息子に相違ないので、半七は草履の足音をぬすんで、そのうしろの大きい石塔のかげまで忍んで行って耳をすまして窺っていたが、弥三郎はなんにも云わずに唯一心に拝んでいた。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
なにしろ、それが丁度若い師匠の一周忌というんですから」 半七が想像した通り、若い師匠と若い経師職とのあいだには、こうした悲しい恋物語が潜んでいたのであった。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
この掛け軸は、著名な経師によって仕立てられたものだ。
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古い巻物を、専門の経師に依頼して修復してもらった。
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経師の技は、絵画や書道の美しさを最大限に引き出す。
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「この絹の風合いが素晴らしいね」と、経師は作品を手に取って感心していた。
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