簀
す異読 さく
名詞頻度ランク #189 · 青空 92 例
標準
mat (made of pieces of split bamboo or reeds tied together)
文例 · 用例
黒木の柱、梁、また壁板の美事さ、結んでいる葛蔓の逞しさ、簀子の竹材の肉の厚さ、翁は見ただけでも目を悦ばした。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
あいつ等はまあ当分は生簀にして置いて、ほかから来る奴らに気をつけろ」 多吉は承知して帰った。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
顔にふるる芭蕉涼しや籐の寝椅子涼しさや蚊帳の中より和歌の浦水盤に雲呼ぶ石の影涼し夕立や蟹這い上る簀の子縁したたりは歯朶に飛び散る清水かな満潮や涼んでおれば月が出る 日本固有の涼しさを十七字に結晶させたものである。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
薄い煙に包まれて、茶は沸いていそうだけれど、葦簀張がぼんやりして、かかる天気に、何事ぞ、雨露に朽ちたりな。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
蘆の中に路があって、さらさらと葉ずれの音、葦簀の外へまた一人、黒い衣の嫗が出て来た。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
船は緑の岩の上に、浅き浅葱の浪を分け、おどろおどろ海草の乱るるあたりは、黒き瀬を抜けても過ぎたが、首きり沈んだり、またぶくりと浮いたり、井桁に組んだ棒の中に、生簀があちこち、三々五々。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
湯殿の留桶に水を汲んで、簀の子の上に出してある。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
第一、二階の其窓にも、階下の縁先にも、とり/″\に風情を添へる、岐阜提灯と、鐵燈籠、簾と葭簀の涼しい色。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
作例 · 標準
夏の暑さをしのぐために、縁側に簀を敷いた。
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伝統的な家屋では、畳の下に簀が敷かれることがある。
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「この座布団、編み方がしっかりしていて、まるで天然素材の簀みたいに心地よいよ。」
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ウィキペディア曖昧さ回避
簀(す、さく、しゃく) 簀(す) - 竹ひごや植物の茎を並べて糸で編んだもの。 すだれ 巻き簀(まきす) - 巻き簾 簀(さい) すのこ
出典: 簀 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0