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神宝

しんぽう
名詞
1
標準
sacred treasure
文例 · 用例
渠の前には、一座滑かな盤石の、其の色、濃き緑に碧を交へて、恰も千尋の淵の底に沈んだ平かな巌を、太陽の色も白いまで、霞の満ちた、一塵の濁りもない蒼空に、合せ鏡して見るやうな……大さは然れば、畳三畳ばかりと見ゆる、……音に聞く、飛騨国吉城郡神宝の山奥にありと言ふ、双六谷の名に負へる双六巌は是ならむ。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
それは都の大臣殿から熊野権現に奉ったもので、そのころ盗まれた神宝の一つであった。
雷峯怪蹟 蛇性の婬 青空文庫
室の中を見ると、狛錦、呉の綾、倭文、※、楯、槍、靭、鍬などの彼の盗まれた神宝があった。
雷峯怪蹟 蛇性の婬 青空文庫
そこで豊雄の大盗の疑いは晴れたが、神宝を持っていた罪は免がれることができないので、牢屋に入れられていたのを、豊雄の父親と兄の太郎が賄賂を用いたので百日ばかりで赦された。
雷峯怪蹟 蛇性の婬 青空文庫
女は豊雄を追って往って、「君|公庁に召され給うと聞きしより、かねて憐をかけつる隣の翁をかたらい、頓に野らなる宿のさまをこしらえ、我を捕んずときに鳴神響かせしは、まろやが計較りつるなり」と云い、神宝のことに関しては、「何とて女の盗み出すべき、前の夫の良らぬ心にてこそあれ」と云った。
雷峯怪蹟 蛇性の婬 青空文庫
しかるに、在来の社殿、音無川の小島に在せしが、去る二十二年の大水に諸神体、神宝、古文書とともにことごとく流失し、只今は従来の地と全く異なる地に立ちあり。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
海岸のほうへ寄って行くと華美な参詣の行列が寄進する神宝を運び続けて来るのが見えた。
澪標 源氏物語 青空文庫
剣大刀 利毛、鈍母、術二依許曾三種神宝――内、一首夜のまもり ひるの守りと、日の御子のかしこみませる 草なぎの剣(山田秋甫氏編、橘曙覧全集拾遺)剣に関する歌を、かうして並べると、何の底意もないやうに見える。
折口信夫 橘曙覧評伝 青空文庫
作例 · 標準
その神社には、代々受け継がれてきた神宝が安置されている。
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秘宝館で、古代文明の神宝が特別公開された。
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伝説によると、その神宝は国を守る力を持つという。
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ウィキペディア

神宝(じんぽう、かむだから)とは、神社の本殿内陣に納められる、祭神に由緒の深い宝物や調度品、装束類のことである。広義には神社に代々伝わる宝物のことも含むが、通常はこれらは社宝(しゃほう)と呼び、神宝とは区別する。

出典: 神宝 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0