私寺
しじ
名詞
標準
private temple (ritsuryō period)
文例 · 用例
生きていてしじゅう喰べものの好き嫌いをし、人をも自分をも悩ませるよりその方がましではあるまいか―― 子供は、平気を装って家のものと同じ食事をした。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
この頃は屋根がめげたって、壁が落ちたって放うたらかしじゃせに、壁の穴から猫が這い入って来るんじゃ。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
しじみ売りは「スズメガイホー」と呼び歩いた。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
戻らんとこへ捨てりゃえいことを、捨てもせず、放ったらかしじゃせに、よその鶏を捕るんじゃ。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
虹吉は、去年あたりから、やっと四斗俵がかつげるようになったばッかしじゃもん。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
「かゝっとるんは、たった一枚だけで、ほかは、角だけ一寸ふれとるんが、二たところあるばっかしじゃ。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
「いつも俺等に働かすんは、あぶないところばっかしじゃないか。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
T「わしじゃ、わしの名前じゃ」 で、引き返す。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代、貴族たちは一族の菩提を弔うために私寺を建立した。
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この山奥にある古いお寺は、かつて有力な豪族の私寺だったと言われている。
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私寺として始まったが、後に幕府の保護を受けて大寺院へと発展した。
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