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死児

しじ
名詞
1
標準
dead child
文例 · 用例
妻は台所の土間に藁火を焚いて、裸体の死児をあたためようとしている。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
多くの姉妹らはいまさらのごとく声を立てて泣く、母は顔を死児に押し当ててうつぶしてしまった。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
母なる狂女に呼ばれて幼い死児の亡霊が塚の後からチョコチョコ白い姿を現すが、母がとらえようとすると、またフッと隠れてしまうあの場面を。
――ミクロネシヤ巡島記抄―― 環礁 青空文庫
人間の科学に照らせばそれは明白に不可能な事であるが、しかし猫の精神の世界ではたしかにこれは死児の再生と言っても間違いではない。
寺田寅彦 子猫 青空文庫
死別後は私の容態も増悪し、一か月近くを同じ重病室に過したが、その間、誰れ一人死児のことを口にしてくれなかったのも、ふるえ上る私の傷みにはおもいやりのある好意であった。
鷹野つぎ 青空文庫
死児の齢を数えるってやつだ。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
死児はふやけたような頭顱が、ところどころ海綿のように赭く糜爛して、唇にも紅い血の色がなかった。
徳田秋声 足迹 青空文庫
」と、産婆は死児をそっと次の室へ持ち出した。
徳田秋声 足迹 青空文庫
作例 · 標準
不慮の事故で死児を抱えた母親の悲しみは、察するに余りある。
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その古い伝説には、死児の魂を慰めるための供養塔が登場する。
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産婦人科医として、死児を出さないよう最善の注意を払っている。
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