消沈
しょうちん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #29272 · 青空 16 例
標準
depression
文例 · 用例
「さうまあセカセカ云ふものではない、急病人も世の中にはあらうさ」 看護婦は急に消沈して俯いてしまつた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
しかし、理としては、必ずや通ずる道は備わっておるのでありますから、気持ちとしては決して萎靡消沈せず、一歩一歩希望を以て踏み出して行くべきであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
世相が、まま、熱騰でなければ消沈に傾き易いときに、それに釣り込まれないやう、客観性を平衡に保つことは私たちに必要なことである。
— 岡本かの子 『新茶』 青空文庫
そこには、希望を持って階段を上る人の列と、意気消沈して降りてくる人の列、その二つの人の流れがあってねぇ、わしらは何とかして列に無理矢理割り込み、ついに事務所の中に入ったんです……」「それは何とも面白い経験をなされました。
— THE RED-HEADED LEAGUE 『赤毛連盟』 青空文庫
全く自ら筆を操る事が出来なくなってからの口授作にも少しも意気消沈した痕が見えないで相変らずの博引旁証をして気焔を揚げておる。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
珍しく消沈している。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
酒倉の扉の前に達すると、思ひなしか消沈の意気で首垂れてゐるらしい音無の主が、徐ろにかきがねを外すと、ギイといふ音を立てゝ観音開きの扉をおした。
— 牧野信一 『酒盗人』 青空文庫
娘のことで、ほとんど意気消沈しておりましたのが、この仕事で大いに勇気附けられ、また紛れました。
— 栃の木で老猿を彫ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
試合に負けて、チームはすっかり消沈してしまった。
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長引く不況で、人々の間には経済的な消沈感が漂っていた。
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彼は、失恋のショックでしばらくの間、深い消沈状態にあった。
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