悪言
あくげん異読 あくごん
名詞
標準
uncomplimentary remarks
文例 · 用例
由が門に入ってから自分は悪言を耳にしなくなったと。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
五百人の者どもこれは諸大士のおかげと知って前日の悪言を謝し、来世に聖賢に遇って解脱を得んと願うた。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
その時の長者は今の我で、日々使いに立った者は今の須達長者、狗子は吠えて諸大士を請じたから世々音声美わしく今は美音長者と生まれおり、悪言したのを改過した五百人は今この乞食上りの五百羅漢だと説いたとある。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
娘の帰つた後、一人ニヤニヤと可厭な笑方をして、炉端に胡坐をかいてると、屹度、お由がグデングデンに酔払つて、対手なしに悪言を吐き乍ら帰つて来る。
— 石川啄木 『赤痢』 青空文庫
同警察署の弁ずる所を聞くに曰く、始め野口は騎馬の儘にて多衆を引き連れ、警察署の門を入りて悪言を放てり。
— 木下尚江 『鉱毒飛沫』 青空文庫
無言さながら石像の如き態度に、彼を取り囲んだ被害民は、悲憤の余り、悪言毒語、その無情冷酷を罵つた。
— 木下尚江 『政治の破産者・田中正造』 青空文庫
然れども其の罵詈悪言の余りに猛烈な為めに、予は却て鉱毒問題其物に対して、窃に疑惑を抱かぬでも無かつた。
— 木下尚江 『大野人』 青空文庫
ト僕ガ言つてはヤツパリ広目屋臭い、追て悪言を呈するこれは前駆さ、齷齪するばかりが平民の能でもないから、今一段の風流気を加味したまへ但し風流とは墨斗、短冊瓢箪の謂にあらず(十五日)何も是れも俊秀なら、俊秀は一山百|文だとも言得られる。
— 斎藤緑雨 『もゝはがき』 青空文庫
作例 · 標準
悪言の例文1
悪言の例文2
悪言の例文3
悪言の例文4