讒言
ざんげん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
false charge
文例 · 用例
まして將軍のお側には、日ごろより佐々木|一家とは仲違ひの梶原|父子もひかへて居れば、この機に乘じていかなる讒言を申立てんも測られず、油斷せば家の大事……。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
ましてそれがしが、御身の妻女はこれこれと、其の良からぬことを告げたところで、証拠無ければただ是|讒言。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
下女に鼻薬を飼って讒言をさせたんだね。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
戦国の世によくある慣いで父将軍はちょっとした落度をたてに政敵から讒言を構えられ秦王の誅を受けた。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
妬む者の讒言か、それとも本当に覚えのあることか、その噂はまちまちでいずれとも決定しなかったが、ともかくも二人は有罪と決められて、楊は死罪に行なわれた。
— 岡本綺堂 『雪女』 青空文庫
そこで信長は考えた末、森|可成を商人に化けさせて駿河に潜入させ、義元に豊政のことを讒言させた。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
そこへ今度は佐久間盛政の注進で、長浜の勝豊|謀叛すとの報であるが、勝家、盛政が勝豊と不和なのを知っているので、讒言だろうと思って取合わない。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
やがて文林郎内台御使を授けられたが、その同僚に雲石不花という者があって、これと仲が悪かったので、そのために讒言をせられて、雷州の録事に黜けられた。
— 田中貢太郎 『富貴発跡司志』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、同僚からの讒言によって、無実の罪を着せられてしまった。
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讒言によって失脚した高官の物語は、権謀術数の恐ろしさを示している。
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「まったく、ひどい讒言だよ!僕だってそんなことしてない!」
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ウィキペディア曖昧さ回避
讒言(ざんげん)は上位者に対して、虚偽を含む内容を訴え告げることで、人を陥れようとすること。讒訴(ざんそ)、誣告(ぶこく)も同じ。 誣告罪 旧刑法(明治13年太政官布告第36号)の第12節「誣告及ヒ誹毀ノ罪」の第355条「不實ノ事ヲ以テ人ヲ誣告シタル者ハ第二百二十条ニ記載シタル僞證ノ例ニ照シテ處斷ス」および明治四十年・法律第四十五号の第21章「誣告の罪」の第172条「人ヲシテ刑事又ハ懲戒ノ處分ヲ受ケシムル目的ヲ以テ虚偽ノ申告ヲ為シタル物ハ第百六十九條ノ例ニ同シ」で、いずれも偽証の罪(僞證ノ罪)にならう形になっている。 虚偽告訴等罪 現行刑法(刑法第172条)での罪名。「人に刑事または懲戒の処分を受けさせる目的で、虚偽の告訴、告発その他の申告をした者は、3月以上10年以下の懲役に処する」。
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