前栽
せんざい
名詞
標準
garden
文例 · 用例
茄子畑というは、椎森の下から一重の藪を通り抜けて、家より西北に当る裏の前栽畑。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
おもふに前栽の訛にして、往時御前栽畑ありし地なりしを以てなるべし。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
鳳仙花 前栽の透籬の外などに植ゑたるは、まことによし。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
二 この花畠は――門を入ると一面の芝生、植込のない押開いた突当が玄関、その左の方が西洋|造で、右の方が廻廊下で、そこが前栽になっている。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
前栽にはちよつとした坪がこさへてあつて、赤と黄との花をもつた鶏頭が二三本薄暗く咲いて居た。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
さつきから前栽の傍まで押しよせて、遠巻に見て居た村民の目には、気色ばんだお巡査さんの様子が読みとられた。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
一體、これには、きざみ葱、たうがらし、大根おろしと言ふ、前栽のつはものの立派な加勢が要るのだけれど、どれも生だから私はこまる。
— 泉鏡太郎 『湯どうふ』 青空文庫
前栽の萩――それは一昨年黎々火君と共に裏山から移植したもの――が勢よく伸びて、びっしり蕾をつけている。
— ――其中日記から―― 『鉄鉢と魚籃と』 青空文庫
作例 · 標準
日本庭園のような前栽に、趣のある石灯籠が置かれている。
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玄関前の前栽を手入れする。
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前栽の緑が目に鮮やかだ。
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