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植え込み

うえこみ
名詞頻度ランク #38096 · 青空 153
1
標準
thick growth of plants
文例 · 用例
池を隔てた本館前の広場で盆踊りが行なわれて、それがまさにたけなわなころ、私の二人の子供がベランダの籐椅子に腰かけて、池の向こうの植え込みのすきから見える踊りの輪の運動を注視していた。
寺田寅彦 人魂の一つの場合 青空文庫
H温泉旅館の前庭の丸い芝生の植え込みをめぐって電燈入りの地口行燈がともり、それを取り巻いて踊りの輪がめぐるのである。
寺田寅彦 沓掛より 青空文庫
この絵で見ると築山の植え込みではつつじだけ昔のがそのまま残っているらしい。
寺田寅彦 庭の追憶 青空文庫
左千夫氏が連作の趣味を形容して「植え込み的趣味」と言っているのはなかなかおもしろいと思われる。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
実際多くの連作は一つの植え込みをいろいろな角度から飽かずいつまでもながめているような趣があって、この点ではどうしても静的であり絵画的である。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
そのまま眩ぶしい縁側の植え込みに眼を遣ったが、その眼には涙を一パイに溜めている様子であった。
夢野久作 斬られたさに 青空文庫
(大正九年十一月、渋柿)       *「庭の植え込みの中などで、しゃがんで草をむしっていると、不思議な性的の衝動を感じることがある」と一人が言う。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
琴 学生時代には本郷へんの屋敷町を歩いているとあちらこちらの垣根の中や植え込みの奥から琴の音がもれ聞こえて、文金高島田でなくば桃割れ銀杏返しの美人を想像させたものであるが、昨今そういう山の手の住宅区域を歩いてみても琴の音を聞くことはほとんど皆無と言ってもいいくらいである。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
作例 · 標準
例句