色彩感覚
しきさいかんかく
名詞
標準
sense of color
文例 · 用例
そうして、色彩感覚のすべての色調が飽和の度を減じた究極は灰色になってしまう。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
つまり色彩感覚の鮮明なことがうらやましく自分の心を打った。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
ドガが日本の浮世画家のやうに微妙な垢ぬけのした感覚(特に色彩感覚)を持つてゐたか、彼の舞妓の絵は浮世絵の遊女や美人のやうに透徹した味を持つてゐるか、此等の点に於いて後者を揚げて前者をその下位に置く者があつても、私はこれを不思議とはしないであらう。
— 阿部次郎 『帰来』 青空文庫
○ 変りはてたものは、しかしながらただ一つ女の服装――服装もだがそれよりもその色彩感覚であらう。
— 三好達治 『銀座街頭』 青空文庫
こうやって――今の場合――空間感覚は色彩感覚と結合して初めて意識に上ることが出来る、そうシュトゥンプフは説くのである。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
君の眼は『ルネッサンス以来の住宅建築術』とか『色彩感覚の教育』とか『近代応用美術におけるルネッサンス』とか『芸術品としての書籍』とか『装幀芸術』とか『芸術への饑餓』とかいう標題にぶつかる。
— GLADIUS DEI 『神の剣』 青空文庫
(三十四段)ここに橘を、葉の濃青と花の白さとでとらえている、色彩感覚的な技法を、記憶にとどめられたい。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
作例 · 標準
優れた色彩感覚を持つデザイナーは、空間に調和をもたらす。
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子供の頃から絵の具で遊ぶのが好きで、色彩感覚が磨かれたと思う。
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あの店のディスプレイは、店主の独特の色彩感覚が光っている。
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