狂人
きょうじん
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #27703 · 青空 2168 例
標準
lunatic
文例 · 用例
私が、いま考えている事を、そのまま率直に述べたら、人は、たちまち私を狂人あつかいにするだろう。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
狂人あつかいは、いやだ。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
――笑つちや不可ねえ、狂人といふものは恐らく諸君のやうに結構な適従性を持つて生れなかつたのだ。
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
――尤も、船会社と、船会社から頼まれた海軍だけだったが―― やがて、彼女が、駆逐艦に発見された時、船の中には、「これじゃ船が動く道理がない」と、船会社の社長が言った半馬鹿、半狂人の船長と、木乃伊のような労働者と、多くの腐った屍とがあった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
そして森の落葉を唇に喰いそれをまた体中にまぶし付けた一人の日本男、狂人として彼は伯林市の市街巡査等の庇護の手にとらえられた。
— 岡本かの子 『伯林の落葉』 青空文庫
狂人の眼と髪 これはスコットランドの話で我邦には応用し難いかも知れぬが、同地の瘋癲病院で調査した処によれば、統計上狂者には普通の人よりも眼の色が薄く髪の色が濃いのが多いという事である。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
その燃えている様がちょうど狂人の濁ってしかも真紅な動乱した心をあらわしているようだった。
— 梶井基次郎 『不幸』 青空文庫
イリヤエレンブルグを人々は狂人だと云っていた。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫