幻覚
げんかく
名詞頻度ランク #18343 · 青空 712 例
標準
hallucination
文例 · 用例
句の表現するものは、夏の炎熱の沈黙の中で、地球の廻転する時劫の音を、牡丹の幻覚から聴いてるのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
「天の一方に」は、「天一方望美人」というような漢詩から、解釈の聯想を引き出して来る人があるけれども、むしろ漠然たる心象の幻覚として、天の一方に何物かの幻像が実在するという風に解するのが、句の構想を大きくする見方であろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
こうした雄大で、しかも近代詩に見るような幻覚的なイメージを持った俳人は、古来蕪村一人しかない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
青年時代になってからも、色々恐ろしい幻覚に悩まされた。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
苦痛を通して内臓機関に浸み込んで行く芳烈な匂いは、彼の眼に青とも桃色ともつかぬ二重の蝶を幻覚させた。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
気が付いたら室町の三越の横を走っていたので、それではじめてあらゆる幻覚は一度に消えてしまって単調な日常生活の現実が甦って来た。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
だが諸君にして、もしそれを仮想し得ないとするならば、私の現実に経験した次の事実も、所詮はモルヒネ中毒に中枢を冒された一詩人の、取りとめもないデカダンスの幻覚にしか過ぎないだろう。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
少くとも彼等の絶望的な暗さや頽廃した幻覚の魔睡は無い。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
作例 · 標準
高熱で意識が朦朧とし、幻覚を見た。
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彼は薬物の影響で、幻覚に悩まされていた。
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幻覚と現実の区別がつかなくなり、彼は混乱した。
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