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気重

きおも
形容動詞名詞
1
標準
heavy-hearted
文例 · 用例
眠られぬままにいろいろな事を考えた中にも、N先生が病気重態という報知を受けて見舞いに行った時の事を思い出した。
寺田寅彦 病室の花 青空文庫
食事のあとでりんごか何か食っていたようであったが、とにかく三人のムードが、食前とはすっかり一変して、なんとなく気重く落ち着いた、眠ったいような雰囲気がその食卓の上にただよっているように感ぜられた。
寺田寅彦 三斜晶系 青空文庫
試みに想い候え、十蔵とは奸なる妻のために片目を失いし十蔵なり、妻なく子なく兄弟なく言葉少なく気重く心怪しき十蔵なり。
国木田独歩 おとずれ 青空文庫
それがなおなおかの女の態度を真剣に沈み入り気重にさせるようになって来た。
岡本かの子 高原の太陽 青空文庫
大日輪の走せ廻る気重き虚空鞭うつて、羽掻の音の声高き一鳥遂に飛びも来ず、たまたま見たり、蟒蛇の夢も熱きか円寝して、とぐろの綱を動せば、鱗の光まばゆきを。
上田敏 海潮音 青空文庫
お島はどうしても直り合うことの出来なくなったような、その時の厭な心持を想出しながら、涼気の立って来た忙しい夕暮の町を帰って来たが、気重いような心持がして、店へ入って行くのが憚られた。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
」 どちらか皮肉を云い出せば、髄まで刺し通して共倒れになるまでやり合う習慣がまたしても出かかったが、もう久慈には刺される痛さも感じない、午後の気重い退屈さがのしかかっていた。
横光利一 旅愁 青空文庫
」 多額の金銭の支給を受けて視察を命ぜられ、何一つ新しい発見もせず明日帰ろうという機械技師の苦衷は、自分の想像外の気重さだろうと久慈は思った。
横光利一 旅愁 青空文庫
作例 · 標準
遠方に引っ越す友を見送る日、胸が気重になった。
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重要なプレゼンの前はいつも気重な気持ちになる。
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彼女が病気と聞いて、最近はずっと気重な日々を送っている。
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気重な荷物を背負うように、彼はずっと思いつめていた。
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