遺書
いしょ
名詞頻度ランク #19568 · 青空 1144 例
標準
note left by a dead person
文例 · 用例
彼はその遺書の中で、自ら神にならうと企畫した哲人を諷刺してゐる。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
最後の遺書に於てすらも、尚且つ藝術家の態度を持し、どこにも取り亂した所がなく、安靜なる魂の平和(精神の美學的均齊)を失つてゐない。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
(注・この遺書は昭和二十二年八月二十九日付となっている)鶴巻夫妻宛太宰と富栄連名の遺書 永いあいだ、いろいろと身近く親切にして下さいました。
— 遺書 『雨の玉川心中』 青空文庫
……それだとどこで遺書が出来ます。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
ただお町の繰り言に聞いても、お藻代の遺書にさえ、黒髪のおくれ毛ばかりも、怨恨は水茎のあとに留めなかったというのに。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
七代まで流儀に祟る、と手探りでにじり書した遺書を残してな。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
按摩の変事と遺書とで、その日の内に国中へ知れ渡った。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
身辺整理、――遺書も認めておかう。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
現場には、自らの死を暗示するような短い遺書が残されていた。
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彼は末期がんを宣告された後、身辺を整理し、家族一人ひとりに宛てた遺書を書き上げた。
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警察は遺書の筆跡鑑定を行い、本人が書いたものであることを確認した。
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「まさか、あいつが遺書まで用意していたなんて……」と、彼は手紙を握りしめて立ち尽くした。
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標準
posthumous work
作例 · 標準
故人が心血を注いだ研究の成果は、没後に『新編物理学遺書』として上梓された。
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幕末の志士が獄中で記した遺書を紐解くと、当時の緊迫した情勢がありありと伝わってくる。
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この古典注釈書は、中世の学僧が晩年に編纂した遺書であり、史料的価値が極めて高い。
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「先生が残された遺書を拝読し、学問に対する真摯な姿勢に改めて感銘を受けました」
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ウィキペディア
遺書(いしょ)とは、死後のために書きのこした文書のことで、かきおき、遺言状とも言う。「ゆいしょ」「ゆいじょ」とも。英語では死につつある者が書き残す書面をwill、testament、farewell note、自殺する者が書き残す書面をsuicide noteあるいはsuicide letterと区別する。後者の場合「自殺メモ」と邦訳することがある。
出典: 遺書 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0