幻辞.com

緯書

いしょ
名詞
1
標準
book of omens appended to Confucian Chinese classics
文例 · 用例
天地間の運數を考へてどういふ時には革命の氣運が來るといふ學説で、これは漢以來行はれてゐる緯書の説から出たものであります、殊に易緯といふものから出たので、すべて天地間のことを周易の革卦から割り出し、五行の運數、干支などで判斷した考であります。
内藤湖南 日本文化の獨立 青空文庫
その理由とする所は、清行の説は緯書に依つたものであるが、神武以來、何の書にも革命といふ説はなかつた、支那にしても經典には載つて居らない。
内藤湖南 日本文化の獨立 青空文庫
清行が據つた所の緯書の文といふものは今はない、今はなくても全くなかつたといふ譯ではないが、要するに緯書は鄙近で、聖人の書でないといふことを學者が疑つてゐる程である、術數の學といふものも聖人の鄙しむ所である。
内藤湖南 日本文化の獨立 青空文庫
だから緯書の説はあつても、革命は畏るゝに足らない、又信ずるに足らない、今日より群疑を決して、法を將來に垂れんことを請ふと申して、辛酉革命の改元廢止論を唱へました。
内藤湖南 日本文化の獨立 青空文庫
此事は緯書に出て居ります。
狩野直喜 支那人心の新傾向 青空文庫
緯書と云ふものは漢の時分には大變盛んでありましたが此の公羊學者は此の緯書に依つて孔子の教義や何かを説いて居る。
狩野直喜 支那人心の新傾向 青空文庫
此の緯書に依りますと孔子が春秋を作るに就きましては天命があつた、天のお告げがあつたと云ふことが詳しく載つて居ります。
狩野直喜 支那人心の新傾向 青空文庫
たとへば詩、楚辭、山海經と云ふ樣な者、それ等のものが主となり、それによりて緯書その他の研究が、古典學に貢獻することも少なくないだらうと思ふ。
内藤湖南 支那古典學の研究法に就きて 青空文庫
作例 · 標準
漢代の思想界では、聖人の教えを記した「経」に対し、未来の予言や天の意志を説く「緯書」が対をなす存在として流行した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「はたして、緯書に記された不吉な兆候が現実のものとなるとは……」と、老臣は天を仰いで嘆息した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
緯書は学術的な裏付けを欠く異端の書として退けられることもあるが、当時の宇宙観や政治思想を理解する上では欠かせない資料である。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
辛酉の年に王朝の交代や革命が起こるという緯書の説は、古代から中世の日本において改元の重要な判断基準とされた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア

緯書(いしょ)とは漢代、儒家の経書を神秘主義的に解釈した書物。

出典: 緯書 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0