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樹幹

じゅかん
名詞
1
標準
trunk
文例 · 用例
樹木の幹の色彩がかういふ時には實に美しく見えるものであるが、どういふものか特に樹幹の色を讚美する人は少ないやうである。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
単にその技巧の上から見ても津田君の例えばある樹幹の描き方や水流の写法にはどことなくゴーホを想起させるような狂熱的な点がある。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
今年の春、勝手口にあった藤を移植して桜にからませた、その葉が大変に茂っていたので、これに当たる風の力が過大になって、細い樹幹の弾力では持ち切れなくなったものと思われる。
寺田寅彦 断片(2) 青空文庫
これで見ても樹木などの枝葉の量と樹幹の大きさとが、いかによく釣合が取れて、無駄がなく出来ているかが分る。
寺田寅彦 断片(2) 青空文庫
この場合は前の多くの場合とは反対に枝の末端のほうから樹幹のほうへ事がらが進行するので、この点でも地上の斜面に発達する河流の樹枝状系統によく似ている。
寺田寅彦 物理学圏外の物理的現象 青空文庫
そうかと思うと、たとえばはげしい颶風があれている最中に、雨戸を少しあけて、物恐ろしい空いっぱいに樹幹の揺れ動き枝葉のちぎれ飛ぶ光景を見ている時、突然に笑いが込みあげて来る。
寺田寅彦 笑い 青空文庫
これは人間の祖先の猿が手で樹枝からぶら下がる時にその足で樹幹を押えようとした習性の遺伝であろうと言った学者があるくらいであるから、猫の足踏みと文明人のダンスとの間の関係を考えてみるのも一つの空想としては許されるべきものであろう。
寺田寅彦 備忘録 青空文庫
木鼠が鑛物的な音を立てゝ大きな樹幹を縱横に駈け※つてゐる。
有島武郎 青空文庫
作例 · 標準
樹齢数百年の巨木の樹幹は、大人が数人で手を繋いでも届かないほどの太さがあった。
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激しい嵐によって、何本もの樹幹が根元からへし折られ、無残な姿をさらしている。
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冬の寒さに備えて、庭師が松の木の樹幹に「こも」を巻き付ける作業を始めた。
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ウィキペディア

樹幹(じゅかん、Trunk)は、樹木の地上部のうち枝や葉を除いた部分(幹)のこと。

出典: 樹幹 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0