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暗紅色

あんこうしょく
名詞
1
標準
dark red
文例 · 用例
冬初めに偶然ちょっと帰宅したときに、もうほとんど散ってしまったあとに、わずかに散り残って暗紅色に縮み上がった紅葉が、庭の木立ちを点綴しているのを見て、それでもやっぱり美しいと思ったことがあった。
寺田寅彦 庭の追憶 青空文庫
瞳|据ゑつつ身動かず、長き僧服爛壊する暗紅色のにほひしてただ暮れなやむ。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
四十一年八月  魔国のたそがれうち曇る暗紅色の大き日の魔法の国に病ましげの笑して入れば、もの甘き驢馬の鳴く音にもよほされ、このもかのもに悩ましき吐息ぞおこる。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
からら、からら、ら、ら、ら……暮れのこるピラミドの暗紅色よ。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
円皿に円形で区切った模様は平凡だが、この暗紅色マジョリカは、中央に濃い強い藍色で長めな心臓形を持っていた。
宮本百合子 伊太利亜の古陶 青空文庫
少し離れて見ると、真疑不明のグーッビョーの皿は、いうにいわれない深い美しさで暗紅色のくすんだ釉薬を輝やかせる。
宮本百合子 伊太利亜の古陶 青空文庫
描かれた僧の胸像も立体的に、今にも微細な粉末になって舞い立ちそうな暗紅色の燦めきの一重奥に、神秘な中世期の代表のように謹直さと憂鬱とを以て横向いている。
宮本百合子 伊太利亜の古陶 青空文庫
うつむけば暗紅色の牡丹咲く胸覗くやと思ふみづから 唯一寸うつむいただけでこれだけの想像が浮ぶのである。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗紅色について考えている。
暗紅色という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗紅色の意味を理解している。
この文には暗紅色が含まれている。