味が薄い
あじがうすい
表現形容詞
標準
lightly seasoned
文例 · 用例
それから古典教育に関する著者の長い議論があるが、日本人たる吾々には興味が薄いから略する事にして、次に女子教育問題に移る。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
要するに彼は、設し此時だけにもしろ、味が薄いが、簡にして要を得た市民的生活が氣に適ツたのであつた。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
ほかの観世物と違って、大勢が一度にどやどやと押し込んでは凄味が薄い。
— 幽霊の観世物 『半七捕物帳』 青空文庫
「春律」はその意味の後者に属し、私にとつては興味が薄い。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
友人の紹介でこんな処に行くのは、安心であるが興味が薄い。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
明治以来の新らしい演劇は之も歴史的にどう云ふ風になつて来たかと云ふ事を申上げますと、それは大変面倒でありますし、直接興味が薄いと思ひますから、現在行はれて居る芝居の中で明治以後に於て生れた芝居に就て一通り目を通して見たいと思ひます。
— 岸田國士 『日本演劇の特質』 青空文庫
だから自分は、学者と経書詩文を論じ、その優劣を争って、人間に一泡吹かしてみなければ興味が薄い。
— 佐藤垢石 『支那の狸汁』 青空文庫
一三 こういう信仰の遺蹟は、あるいは存外に今の人々には興味が薄いかも知れぬが、もう一つの方面には制度の残形がある。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫