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廃屋

はいおく
名詞頻度ランク #42175 · 青空 192
1
標準
dilapidated house
文例 · 用例
春雨や人住んで煙壁を洩る 蔦かずらの纏う廃屋の中から、壁を伝って煙が洩れてる。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
廃屋と、煙と、春雨と、好個の三画題を取り合せて、真に縹渺たる詩情を描き出している。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
それに好い加減古びてゐるのと場所柄とで、何となく物寂びた雅致を帯びて、静かな廃屋といつたやうな情趣がある。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
蜂の巣と云いながら、やはり住む人がなくて荒れ果てた廃屋のような気がする。
寺田寅彦 小さな出来事 青空文庫
提灯の主は元五郎といって、この道場と浴場の番人と、それから役場の使い番という三ツの役目を村から受け持たせられて、森の奥の廃屋に住んでいる親爺で、年の頃はもう六十四五であったろうか。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
実地経験にもなるというので、すぐに学生服を着て、お八重の居る廃屋へやって来て、新しい聴診器をふりまわしながら親切に世話をし初めた。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
それは鎮守の森一パイに蝉の声の大波が打ち初めた朝の間の事であったが、その森蔭の廃屋へ馳けつけた人は皆、お八重の姿が別人のように変っていたのに驚いた。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
新潟のまちは、新開地の感じでありましたが、けれども、ところどころに古い廃屋が、取毀すのも面倒といった工合いに置き残されていて、それを見ると、不思議に文化が感ぜられ、流石に明治初年に栄えた港だということが、私のような鈍感な旅行者にもわかるのです。
太宰治 みみずく通信 青空文庫
作例 · 標準
村の外れにある廃屋は、今にも崩れそうで近寄るのが怖い。
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かつては賑やかだった商店街も、今では廃屋が目立つようになった。
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不気味な廃屋の壁に、誰かが書いた落書きが残っている。
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