凄む
すごむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞
標準
to threaten
文例 · 用例
そして、市中をガラガラ引き廻しながら、あやしげな名所案内の説明をやり、宿屋へ送りこむと、名所の説明代は一ヵ所五銭だ、六十ヵ所説明してやったから三円くれと、凄むのである。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
「よろしい、それならこつちにも考へがある」とか、「たゞではすまさん」とかは、大人がそれを大人らしく云ひかへたまでのことで、いはゆる「凄む」といふ型には硬軟の別はあるが、いづれも職業的な「ゆすり」の如く、なるべく底気味わるく云ふのが定石である。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫
一馬は時々|生一本に思いこんで凄むから、私はどうも、つきあいにくい。
— 坂口安吾 『不連続殺人事件』 青空文庫
女声のアルト独唱や子供の(といっても若い女学生をつかった)合唱のついたもので、独唱の歌詞はニーチェの詩ですが、音楽でも神秘くさいものをほんとに幽玄にはなかなかやれないものね、すごむばかりで。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
正直に言わないとただじゃおかないぞとすごむのである。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
物かげで四・五・六は俺に、顔を貸してくれとすごむ語調で、自分と一緒に某所へ行ってほしいと言って、「ついては、ニギリ(ピストル)をちょいと拝借したいんで……」「昨日のピストルか。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は急に立ち上がって、低い声で「何か文句があるのか」と相手に凄んだ。
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肩がぶつかっただけで知らない男に凄まれ、彼は慌てて謝りその場を去った。
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弱みを見せないようにと、彼はわざと険しい表情を作って周囲に凄んでみせた。
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