一死
いっし
名詞
標準
dying
文例 · 用例
三分の一死んでも全体が死ぬであろう。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
同年九月二日には父弥五右衛門景一死去いたし候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
自分で自分を自殺し得る男とはどうしても信じかね乍ら、若し万一死ぬ事が出来たなら……といふ様な事を考へて、あの森川町の下宿屋の一室で、友人の剃刀を持つて来て夜半|潜かに幾度となく胸にあてゝ見た……やうな日が二|月も三月も続いた。
— 石川啄木 『弓町より』 青空文庫
自分で自分を自殺しうる男とはどうしても信じかねながら、もし万一死ぬことができたなら……というようなことを考えて、あの森川町の下宿屋の一室で、友人の剃刀を持ってきて夜半ひそかに幾度となく胸にあててみた……ような日が二月も三月も続いた。
— 石川啄木 『弓町より』 青空文庫
小兵衛出でて「薩摩|隼人をして快く一死を遂げしめるのは利秋である。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
冬の陣はともかく、夏の陣は最初から、到底勝てない戦であったが、淀君や秀頼の衿持が強いのと幸村、盛親、基次、直之などが、いずれも剛直の士で、徳川の世に生きて、かがまっているよりも、一死を潔ぎよくしようと思っている連中ばかりなので、到頭不利な戦争をやりとげたものであろう。
— 菊池寛 『大阪夏之陣』 青空文庫
彼はこの主義の為に、一死報国の念に燃えてゐたのであるから、新撰組が単なる非常警察と考へられるのには、大いに不満でもあつたらしい。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
冒頭に「アアしくじったり誤りたり取餅桶に陥りたり今日はもはや曩日の富井にあらず妹は一死以て君に謝せずんばあらず今日の悲境は筆紙の能く尽す処にあらずただただ二階の一隅に推しこめられて日々なす事もなく恋しき東の空を眺め悲哀に胸を焦すのみ余は記する能わず幸いに諒せよ」とあり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
作例 · 標準
彼は危険な状況で一死を覚悟した。
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一死報国を誓い、戦地へ向かった兵士たち。
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彼の決意は、一死を賭してもやり遂げるという強いものだった。
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標準
one out
作例 · 標準
九回裏、一死満塁のチャンスで、彼は逆転サヨナラホームランを放った。
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ピッチャーは落ち着いて次のバッターを内野ゴロに打ち取り、一死を取った。
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無死一塁から送りバントを確実に決め、一死二塁の形を作った。
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