吟行
ぎんこう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
going to scenic spots, ruins, etc. in search of inspiration for waka or haiku
文例 · 用例
二人は、何といふ事もなく、もう濕聲になつて、片々に語りながら、他所ながらも家々に別れを告げようと、五六町しかない村を、南から北へ、北から南へ、幾度となく手を取合つて吟行うた。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
二人は、何といふ事もなく、もう湿声になつて、断々に語りながら、他所ながら家々に別れを告げようと、五六町しかない村を、南から北へ、北から南へ、幾度となく手を取合つて吟行うた。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
雪中吟行、神戸大阪の同人といつしよに、畑の梅林へ、梅やら雪やら、なか/\の傑作で、忘れられない追憶となるだらう、西幸寺の一室で句会、句作そのものはあまりふるはなかつたが、句評は愉快だつた、酒、握飯、焼酎、海苔巻、各自持参の御馳走もおいしかつた。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
同人と共に北野吟行。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
後記――□柿の葉のうつくさはないが―― 柿の蔕、柿膓□ひとりの句二つについて――□旅の句、吟行句□「他人の午蒡で法事をする」 御礼申上げる 六月五日 曇――雨。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
・この旅死の旅であらうほほけたんぽぽ 虫がぢつとガラス戸のうちとそとと たんぽぽひらく立つことにする・吹きつめて行きどころがない風・これがおわかれのたんぽぽひらいて四月十六日 曇、吟行。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
一時、一洵さん来庵、三月三日の吟行について相談する。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
――夕方吟行の事で和蕾君を訪ねる、帰途、泰山木の一枝を黙つて頂戴した!
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
標準
reciting or composing poetry while walking