台辞
だいじ
名詞
標準
words
文例 · 用例
すると先生やるなら勝手にやり給え、君もも少しすると悟るだろう、要するに理想は空想だ、痴人の夢だ、なんて捨台辞を吐いて直ぐ去って了った。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
」これを捨台辞にして去らんとするを、綾子は押止め、「御待ちなさい。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」 と考え考え、切れ切れに台辞を運ぶ。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
」 子供芝居の取留めのない台辞でも、ちっと変な事を言う。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
が、きいて頂きたいことがあるのだ、相談にのって頂きたい、力になって貰いたい、と手前勝手な台辞ばかりならべるのは、なんとも恥しい話です。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
」「はい、」 と娘が引取った、我が身の姿と、この場の光景、踊のさらいに台辞を云うよう、細く透る、が声震えて、「お爺さんが留守の時も、あの、戸を閉めた中に居て、ような、いつも留守してくれますのえ。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
白い妾に対してだけに、河岸の張見世を素見の台辞だ。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
蓋し当時、夫婦を呪詛するという捨台辞を残して、我言かくのごとく違わじと、杖をもって土を打つこと三たびにして、薄月の十日の宵の、十二社の池の周囲を弓なりに、飛ぶかとばかり走り去った、予言者の鼻の行方がいまだに分らないからのことである。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
作例 · 標準
演説の台辞は入念に準備され、聴衆に深い感銘を与えました。
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俳優は舞台上で、力強い台辞を感情を込めて語り始めた。
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彼の台辞の一つ一つに、哲学的な思想が込められている。
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