奥方
おくがた
名詞頻度ランク #41434 · 青空 978 例
標準
lady
文例 · 用例
御覧ぜよ、奥方の御目には我れを憎しみ、殿をば嘲りの色の浮かび給ひしを」 女子は太息に胸の雲を消して、月もる窓を引たつれば、音に目さめて泣出る稚児を、「あはれ可愛し、いかなる夢をか見つる。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
これにはみんなも驚いて、さすがは高山の奥方だ。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
その※ 繪は武家の奥方らしい女が座敷に坐つてゐると、その縁先に腰元風の若い女がしよんぼりと俯向いてゐるのであつた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
草雙紙は、かの薄墨草紙で、酷い主人の手討に逢つて、杜若の咲く古池に沈められたお文といふ腰元の魂が、奥方のまへに形をあらはしてその恨みを訴へるといふところで、その幽靈がもの凄く描いてあつた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
その挿繪は武家の奥方らしい女が座敷に坐つてゐると、その縁先に腰元風の若い女がしよんぼりと俯向いてゐるのであつた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
主人の殿様は江戸から北の方にある領地へ帰っているが、奥方は無論に江戸屋敷に残されていた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
奥方には最愛の姫様があって、容貌も気質もすぐれて美しいお方であったが、その美しい姫様は明けて十七という今年の春、疱瘡神に呪われて菩提所の石の下へ送られてしまった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
あまりの嘆きに取りつめて母の奥方は物狂おしくなった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
例句