貴婦人
きふじん
名詞頻度ランク #30188 · 青空 960 例
標準
lady
文例 · 用例
実になる、ならない、もへんなもので、むかし発電機の発明をして得々としていたところ、一貴婦人から、けれども博士、その電気というものが起ったからって、それがどうなるのですの?
— 太宰治 『答案落第』 青空文庫
そこでは黒百合のような貴婦人が、オペラバッグから紙幣束を出して、百|法の青札を買い、二十歳にもならないしとやかな娘が、赤札に自分の運命を賭けているのです。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
妾は貴男に対する研究心を根気よく棄てない、まるでアラビアの貴婦人みたいに。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
都会に宵暗がせまって、満艦飾をした女がタクシーを盛り場にとめると、貴婦人気どりで歩道を行ったり来たりした。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
西洋でいつのころから今のようなステッキが行なわれだしたものか知らないが、ロココの時代には貴婦人がたがリボン付きの長い杖をついている絵がある。
— 寺田寅彦 『ステッキ』 青空文庫
歴史は繰り返すとすれば今に貴婦人たちやモガたちが等身大のリボン付きのステッキにハンドバッグでもつるしたのを持って銀座を歩くようになるとおもしろい見物であろう。
— 寺田寅彦 『ステッキ』 青空文庫
彼らはブールヴァールを歩く貴婦人のように悠々と歩く。
— 梶井基次郎 『交尾』 青空文庫
西洋の貴婦人たちが媾曳の時のお守護にするそうですからね。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
作例 · 標準
舞踏会の会場に、真珠のネックレスを身につけた貴婦人が優雅な足取りで現れた。
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彼女の立ち居振る舞いは、まるで古典文学から抜け出してきた貴婦人のような気品がある。
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アンティークショップの奥で、かつて貴婦人が愛用していたという銀の手鏡を見つけた。
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その豪華な客船は、気高く美しい外観から「海上の貴婦人」と称えられていた。
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