狼煙
のろし異読 ろうえん・ほうか
名詞多音語
標準
beacon
文例 · 用例
その姿が、毛氈の赤い色、毛布の青い色、風呂敷の黄色いの、寂しい媼さんの鼠色まで、フト判然と凄い星の下に、漆のような夜の中に、淡い彩して顕れると、商人連はワヤワヤと動き出して、牛鍋の唐紅も、飜然と揺ぎ、おでん屋の屋台もかッと気競が出て、白気濃やかに狼煙を揚げる。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
そのとき、私は又、あの狼煙の音を聞きました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
陳氏は小さな支那の子供の狼煙の助手も二人も連れて来ているのでした。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
そしてよく覚えませんが、たしか私の方にも、その狼煙はあった筈ですよ。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
一人の子は恭しくバスケットから、狼煙玉を持ち出しました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
支那の杉田玄白になって、支那の維新の狼煙を挙げるのだ。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
※と煙が、むらむらと立つ狼煙を合図に、二階から降りる気勢。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
蟻を列べた並木の筋に……蛙のごとき青田の上に……かなたこなた同じ雲の峰四つ五つ、近いのは城の櫓、遠きは狼煙の余波に似て、ここにある身は紙鳶に乗って、雲の桟渡る心地す。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
作例 · 標準
遠くの山に狼煙が上がり、敵の襲来を知らせた。
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遭難した船は、救助を求めて狼煙を上げた。
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昔の通信手段として、狼煙は重要な役割を果たしていた。
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標準
starting shot
作例 · 標準
革命の狼煙は、一発の銃声から上がった。
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このイベントが、新しいムーブメントの狼煙となることを期待している。
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彼の挑戦が、多くの人々の心に火をつける狼煙となった。
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