生まれつき
うまれつき
副詞名詞-の形容詞名詞頻度ランク #19938 · 青空 191 例
標準
by nature
文例 · 用例
生まれつき盲目で視神経の能力を欠いた人間には色という言葉はなんらの意味を持たない、物体の性質から色という観念をぬき出して考える事がどうしてもできない。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
それでもし生まれつき盲目でその上に聾な人間があったら、その人の世界はただ触覚、嗅覚、味覚ならびに自分の筋肉の運動に連関して生ずる感覚のみの世界であって、われわれ普通な人間の時間や空間や物質に対する観念とはよほど違った観念を持っているに相違ない。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
ある生まれつき盲目の人が生長後手術を受けて眼瞼を切開し、始めて浮き世の光を見た時に、眼界にある物象はすべて自分の目の表面に糊着したものとしか思えなかったそうである。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
そういう意味で亮は生まれつき強い人々よりも幾倍も強い男であったかもしれない。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
それをお前は一昨日なんか生まれつきだなんて言っていた。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
おせんは十五、六歳で、色こそ浅黒いが目鼻立ちの整った可愛らしい娘であったが、不幸にして生まれつきの唖であった。
— 岡本綺堂 『深川の老漁夫』 青空文庫
殊にこっちの伜が気嵩のたくましい生まれつきならば格別、自体がおとなしい華奢な質であるだけに、母としての不安は又ひとしおであった。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
智子は、併し、賢い考え深い生まれつきだったので、何時も上手に身を慎しむことが出来た。
— 渡辺温 『或る母の話』 青空文庫
作例 · 標準
例句