武士団
ぶしだん
名詞
標準
band of warriors (often formed from related or dependent families)
文例 · 用例
しかも、これらの貴族豪族は、多くは前国司の位置にあつた守とか、介とか掾などで、その任国に土着したもので、人望も厚く、各地に強力なる武士団を形成したのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
少数の団体を組んで歩いて、どうしてそんな勢力が得られたかを、歴史家は疑問にして居ますが、これは、昔から旅行を続けて新しい土地を開いて行く、遊行神人の形式を真似た武士団体には、常にあつた様式です。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
この新しい時代を代表するものは、(一)政治化した土一揆や宗教一揆に現われているような民衆の運動、(二)足軽の進出に媒介せられた新しい武士団の勃興、ひいては群雄の勃興である。
— ――キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況―― 『埋もれた日本』 青空文庫
うぬぼれや虚栄心や猜みなどのような私心を去らなくては、この「明」は得られないのであるが、ひとたび大将がこの明を得れば、彼の率いる武士団は、強剛不壊のものになってくる。
— ――キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況―― 『埋もれた日本』 青空文庫
ということは、道義的性格の尊重が彼の武士団を支配するということなのである。
— ――キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況―― 『埋もれた日本』 青空文庫
こうした制度上の理想と市民社会の現実との間の一種の喰い違いは、歴史的に云うと、〔軍〕部団と中世乃至近世の武士階級との特別なつながりとなって幻想され易いという事情を産むわけで、つまり〔軍〕部団は近代的な(世襲的でない)新武士団だという風に事実考えられ易い。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
後には土一揆の盛行のために、民衆の一揆が一揆の名を独占するに至ったが、もとは字義通り軌を一つにすること、即ち多くの人々が団結して心を一つにすることであって、相争う武士団体の間の団結の必要から自覚されて来たのであった。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
鎌倉時代の国内の統一は、武士の主従関係を全国的に拡大し、数多くの武士団体を将軍と家人との主従関係の框に入れることによって実現されていたのであるが、鎌倉幕府の打倒によってこの紐帯が解き放されると、あとには個々の武士団体のみが残り、それを統一すべき原理が一時なくなったのである。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代後期、地方の有力な豪族たちは自衛のために武士団を形成し始めた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
源氏や平氏は、血縁関係を中心とした巨大な武士団として勢力を伸ばしていった。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
その地域の開拓は、武装した武士団によって強力に推し進められた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
ウィキペディア
武士団(ぶしだん)とは、武士の組織集団を指し、日本の中世における集団形態を指す。主君の宗家を頂点とした家族共同体(家産官僚制・官司請負制)である。武家の棟梁が最頂点に位置する。
出典: 武士団 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0